テキストサイズ

となりのアイツ AN

第37章 誤解5 まーくん



ピピッ、

「37.5度」
「あ、それ俺平熱だから・・・」

「んなわけあるか、寝てろ」
「かずくん、帰っちゃう・・・?」

「・・・いてほしいならいるから・・・」
「いてほしい!」

「わーったよ・・・じゃ、本でも読んでようかな・・・」
「ナニナニ?読み聞かせ?」

「してもいいけど“基本情報技術者試験・傾向と対策”・・・聞きたい?」
「結構です・・・」

「あ、その前に洗濯しよう。お前もさっきのシャツとか、シーツも洗ったほうがいいだろ」
「え、洗ってくれるの?・・・悪いな~」

「お前んちの洗濯機で 俺の汚れ物も一緒に洗うから」
「・・・どーぞ・・・」


「新しいシーツどこ?」
「あ、それはね、ここ・・・あっ!ちょ、ちょっと待って!」

「・・・何・・・」
「俺が出す!俺が出すから!かずくんは自分の洗濯物持っておいでよ!」

「・・・・・・」
「怪しくなんかないよ!別に見られて困るものないけど!」

「・・・・・・わかったよ・・・何必死になってんだ・・・」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ