となりのアイツ AN
第38章 前進1 かずくん
1-2
盛大に溜息をつき、出かかった涙を引っ込めてから のろのろと起き上がった。
「行かなくちゃ・・・」
そんな言葉を 口に出して言わないと 体が動きそうにない
汚れ物のタオルや下着、Tシャツなんかをひとまとめにして まーくんちの洗濯機に一緒にぶち込むと いつになくたくさんの洗濯物に驚いたように、ぐおんぐおんと苦しそうな音を立てながら 洗濯機が動き出した。
部屋の中をそっと覗くと まーくんはおとなしくベッドの中にいて、俺の顔をみてニコッと笑う。
「おかえり~・・・遅いからもう来てくれないかと思ったよ」
「んなわけねぇだろ・・・」
「うん、そうなんだけどね・・・なんかすぐ不安になっちゃうんだよね、・・・病気だからかな・・・」
「ここにいるから、・・・寝てろ」
「はーい」
盛大に溜息をつき、出かかった涙を引っ込めてから のろのろと起き上がった。
「行かなくちゃ・・・」
そんな言葉を 口に出して言わないと 体が動きそうにない
汚れ物のタオルや下着、Tシャツなんかをひとまとめにして まーくんちの洗濯機に一緒にぶち込むと いつになくたくさんの洗濯物に驚いたように、ぐおんぐおんと苦しそうな音を立てながら 洗濯機が動き出した。
部屋の中をそっと覗くと まーくんはおとなしくベッドの中にいて、俺の顔をみてニコッと笑う。
「おかえり~・・・遅いからもう来てくれないかと思ったよ」
「んなわけねぇだろ・・・」
「うん、そうなんだけどね・・・なんかすぐ不安になっちゃうんだよね、・・・病気だからかな・・・」
「ここにいるから、・・・寝てろ」
「はーい」