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「あのさ・・・この前看病してくれたお礼に　おごるから、
今日の夜は何か食べに行かない？」
「え？俺はそんなの別に・・・」

「いいじゃん、ほら、最近あのラーメン屋行ってないし・・・ね？ね？ね？」
「・・・いいけど・・・」

「決まり。俺、唐揚げ食べよっと」



最初は　ちょっと気乗りしない雰囲気だったかずくんだけど、食べてるうちに気分アガって来たみたいで　
美味しそうに食べてる。


「うん、やっぱ旨いな」
「久々だよね・・・俺たち自炊頑張ってるもん、たまにはこれくらいのご褒美あってもいいよね」

「そうだな、・・・て言っても　まーくんが作ってくれる方が圧倒的に多いから　俺は楽してるけどな・・・」
「そう？俺ね、結構作るの好きみたい。かずくんが“旨い旨い”って食べてくれるのが嬉しいし、作ること自体　全然苦にならないんだよね。
それに俺が作った日は後片付け　全部かずくんがしてくれるから、それも俺的には嬉しいし・・・」

「それならいいけど」



なんて　ちょっと笑顔になって言ってくれる。


あぁ、この雰囲気いいかも・・・！