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となりのアイツ AN

第40章 前進3 かずくん




人気のない夜道を歩く時も、やっぱり手を繋いだり肩を抱いたりなんて出来ないから
とぼとぼ歩くまーくんの 更に3歩後ろを黙って歩いてく俺・・・。


街灯に近づき、まーくんの影が俺の方に映し出された時、俺はその影にそっと手を伸ばしてみた。

手を繋いだ影は 仲良さそうに並んで歩いてるみたいに見える・・・。




・・・これでいいんだ・・・
これ以上は望まない方がいい・・・・・・




行き場のない想いを抱えたまま、俺は黙って歩き続けた。




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