となりのアイツ AN
第4章 となりのアイツ4 まーくん
4-2
やがて 秋が過ぎて冬がやってきた。
1月。
センター試験
この時点でも まだかずくんと話していない。
母ちゃんにも かずくんのお母さんに言わないように
きつく口止めしてあるし、
多分 俺の志望校が国大だということも
かずくんは知らないはず。
試験の結果はまぁまぁ…。
思ったよりヤマが当たったというべきか…。
手応えを感じる。
この分ならもしかして。
いや、きっと…!と希望が膨らむ
かずくんも思ったような点が取れたみたいだって
噂で聞こえてきた。
頑張ろうね、
きっと二人共合格するよ。
それまでは 何もかも我慢して
自分でも驚く程勉強に集中する。
でも・・・、
俺は どうしてここまで頑張って
かずくんと同じ大学へ行きたいんだろう?
行ってどうするつもり?
かずくんは 俺が同じ大学へいったって
きっと喜んでくれるワケじゃない…。
もしかしたら 何もかも忘れて
新しい環境でやり直したいと思ってるのかもしれない。
そう考え始めると 弱気になっちゃうけど…。
やっぱり 俺はかずくんと一生友達でいたい。
一生、傍にいて 他愛もないことで笑い合ったり、
同じものを見て感動したりしたい。
かずくんの頑張りを近くで見ていたいし、
俺の頑張りも近くで見ていて欲しい。
そしたらきっと、俺は実力以上の力が出せるような
気がするんだ。
やがて 秋が過ぎて冬がやってきた。
1月。
センター試験
この時点でも まだかずくんと話していない。
母ちゃんにも かずくんのお母さんに言わないように
きつく口止めしてあるし、
多分 俺の志望校が国大だということも
かずくんは知らないはず。
試験の結果はまぁまぁ…。
思ったよりヤマが当たったというべきか…。
手応えを感じる。
この分ならもしかして。
いや、きっと…!と希望が膨らむ
かずくんも思ったような点が取れたみたいだって
噂で聞こえてきた。
頑張ろうね、
きっと二人共合格するよ。
それまでは 何もかも我慢して
自分でも驚く程勉強に集中する。
でも・・・、
俺は どうしてここまで頑張って
かずくんと同じ大学へ行きたいんだろう?
行ってどうするつもり?
かずくんは 俺が同じ大学へいったって
きっと喜んでくれるワケじゃない…。
もしかしたら 何もかも忘れて
新しい環境でやり直したいと思ってるのかもしれない。
そう考え始めると 弱気になっちゃうけど…。
やっぱり 俺はかずくんと一生友達でいたい。
一生、傍にいて 他愛もないことで笑い合ったり、
同じものを見て感動したりしたい。
かずくんの頑張りを近くで見ていたいし、
俺の頑張りも近くで見ていて欲しい。
そしたらきっと、俺は実力以上の力が出せるような
気がするんだ。