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なんて言いながらも俺が差し出した左手の薬指にはめてくれたんだけど


「ちょっとだけブカイかな・・・」
「・・・やっぱり？・・・」

「ちょっとだけだから別に大丈夫だけどね・・・あ、じゃあ、人差し指にはめてみよう。はい、」
「また俺がはめるのかよ？」

「いいじゃん、はい」
「・・・・・・」

「あ、さっきよりいい感じ、てゆーかナニゲにぴったりかも」
「マジ？」

「うん、デザインもシンプルでカッコいいし、俺好み。かずくん、ありがと！」
「・・・・・・よかった・・・」


ホッとして笑顔を見せるかずくん