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カフェからの帰り道、もこみちと二人で　世間話をしながら歩いた。

高校時代、俺がまーくんと一緒にいる時は　いつもまーくんのこと見つめてきて、
時には　割り込んで話しかけてきたりもして（一応まーくんだけじゃなく、二人に話しかけるっていうスタンスだったけど）密かに警戒対象だった奴。

だけど、こうしてまーくんのいないとこで二人で話してみると　なるほど男女ともに人気があるのもよく分かる、明るくて話しやすくて感じいい奴だ・・・

いつもまーくんのそばにいる俺を　敵視牽制したり避けたりするでもなく　こうしてにこにこしながら話すとこ見ると「もしかしてまーくんのこと好きとか思ったのは勘違いなのかな？」とか思うほどだけど・・・
こうやって休みの日にわざわざ会いに来ること考えてもやっぱり普通じゃないよなぁ・・・と思い直す。

かと言って　俺の方からそのことについてどうこう言えるはずもなく、「勘違いだといいな・・・」と淡い期待をしながら　笑ってもこみちと話してるだけなんだけど・・・。


我ながら情けない・・・

平和主義なんて言うと聞こえがいいけど。
要するに　事なかれ主義の日和見主義ってことになるのかな