となりのアイツ AN
第51章 願い6 かずくん
6-1
こんなに派手に転んだの、いつ以来だろう?
部活の練習だって こんな怪我したことないのに
歯を食いしばって 泥だらけになったジーンズを なるべく傷に触らないように注意深く脱いだ。
まーくんのジャージを借りて膝までたくし上げ、ベッドに座った状態で消毒してもらってるんだけど、これが飛び上がるほど痛い。
「くぅ・・・っ」
「痛い?ごめんね」
「いいから・・・、あー・・・イッテェェェ・・・」
「ごめん、ごめんね」
いちいち謝りながら消毒し、ガーゼを当ててテープで貼ってくれるまーくん
カーペットに正座して 俺を見上げる目には涙が溜まってる
・・・これは罰だな・・・
まーくんの心はもっと痛かっただろう
こんなに派手に転んだの、いつ以来だろう?
部活の練習だって こんな怪我したことないのに
歯を食いしばって 泥だらけになったジーンズを なるべく傷に触らないように注意深く脱いだ。
まーくんのジャージを借りて膝までたくし上げ、ベッドに座った状態で消毒してもらってるんだけど、これが飛び上がるほど痛い。
「くぅ・・・っ」
「痛い?ごめんね」
「いいから・・・、あー・・・イッテェェェ・・・」
「ごめん、ごめんね」
いちいち謝りながら消毒し、ガーゼを当ててテープで貼ってくれるまーくん
カーペットに正座して 俺を見上げる目には涙が溜まってる
・・・これは罰だな・・・
まーくんの心はもっと痛かっただろう