となりのアイツ AN
第54章 大人への階段3 かずくん
「まだ、決めてないよ。良いの無いか探してるだけ」
「ふーん・・・あのさ、腕時計だと机とかぶつけるの気にならねぇ?」
「さぁ・・・俺 普段してないからよくわかんねぇけど・・・」
「俺、前は腕時計してたんだけど 意外とあちこちぶつけて傷だらけになるんだよね、
夏は汗でぬるっとするのが鬱陶しいし。で、今はこれ」
そう言うとジーンズのベルト通しからぶら下げた時計を見せてくれる
「へぇ・・・」
「コレ便利だよ」
カラビナで吊るされたそれは、上下逆さまになってるらしく
視線を落とすとそのまま時間が読めるようになってる
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