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あくまでも笑顔で言ってくれる翔ちゃん
その隣で松潤も　にこやかに頷いて


「俺は　今は誰とも付き合ってないけど　
ニューヨークに居た頃は
男とも女とも付き合った事あるよ。
大切なのは性別じゃなくて　人間としての中身だと思ってる」


「へぇ・・・・・・」
「そうなんだ・・・」


俺達はひたすら感心、って言うか
ボー然と相槌打つだけ


「だけどさ　翔ちゃん。俺達はともかく　あんまり親しくない人にも
訊かれたら認めるって事？・・大丈夫？」
「うん、まぁね。日本ではまだカミングアウトする人ってそんなに多くないから
興味本位で見られるかも知れないけど。俺達は悪い事だとか恥ずかしい事だなんて
これっぽっちも考えてないから、隠すのはやめよう、って決めてあるんだ」
「俺も　次に誰かを好きになって付き合う事になったら
それが男でも女でも隠すつもりはないよ」

「・・・・・・」