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となりのアイツ AN

第83章 それぞれの夏2 まーくん



「え、毎日ですか?先生 大変ですね」
「別に他に用事もないからね。私も子供達と居た方が楽しいし。
でもこの夏は相葉先生が居てくれるから私も楽できるかな」

「そんな・・・僕なんて何の足しにもならないと思いますけど・・・
あ、でも、頑張ります。体力には自信あるので」
「それは頼もしい、頼りにしてるよ」


ニコニコと笑う志村先生は この学校に赴任して6年目
今の6年生と共に歩んできたと言う


「それにね、この子達とこうして居られるのも今年限りだから
出来るだけ一緒に居たくてね」
「え・・先生、来年転勤ですか?」

「それならまだいいんだけど・・・島の子供の数は年々少なくなるばかりで
来年はここの小学校の廃校が決まってしまってね。
子供達は 来年から隣の島の小学校まで 船で通う事になるんだ」
「・・・・・・」






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