
となりのアイツ AN
第90章 ただいまの後で5 かずくん
5-3
とても大切な物を慈しむように
まーくんが俺の身体をゆっくりと撫でる
「かずくん・・・好きだよ・・・」
「あっ・・、まぁく・・・」
自分の出す声が 甘ったるくて恥ずかしい
でも、声を我慢する事なんて出来そうにないんだ
それくらい まーくんの手の動きが気持ちよくて
熱を帯びたまーくんのキスに蕩けそうになってる
何も着てない、正に一糸纏わぬ身体で抱き合う事は
想像の10倍恥ずかしく、ドキドキしてるけど
その一方で
想像の100倍安心出来て
想像の1000倍幸せなんだと知った
