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となりのアイツ AN

第93章 大凶の呪縛1 かずくん



変な共感と同情で中途半端な態度を取った俺のせいで
最悪な展開になったあの日の事を思い出して
密かにどんよりとしたところを
まーくんの明るい声が引き立ててくれる


「あ、ねぇ見て。甘酒サービスだって。いいねぇ、貰お貰お」
「・・・・・・」


俺の腕をがしっと掴んでずんずん歩きだすから
コートのポケットに両手つっこんで歩いてた俺は
引きずられるようにして 鳥居をくぐる





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