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催眠術 SO & AN

第18章 催眠術は必要ないから9 ニノ



チン、と音がしてエレベーターが止まると
相葉さんはふんふん鼻歌を歌いながら
握った手をぶらぶらさせて歩く

もうその頃には、何を言っても無駄だって悟った俺
のろのろ歩きながら上着のポケットから鍵を取り出し
ガチャリ、と玄関ドアを開けた


「ただいまー、おかえりー♪ただいまー、おかえりー♪」
「・・・・・・」

「お邪魔しまーす、はいどーぞ♪」
「・・・・・・」



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