
催眠術 SO & AN
第19章 催眠術は必要ないから10 雅紀
まだ少なめなお湯を手ですくって ニノの背中にちゃぷ、とかけて
「カラダ・・平気?辛かったら言ってよ?」
「ん・・・、大丈夫・・・」
俺の首元で 甘い甘い声がする
んふ、今日も幸せだなぁ
「ねぇ、ニノ、俺じゃ頼りないかもしれないけどさ
俺はこの先も絶対に!ずっとずっと、ずううううっとニノの事が好きだし、
いつもニノの力になりたいと思ってるから、悩んでる事があったらちゃんと俺に言うんだよ?」
「・・・ん・・・わかった・・・・・・」
一見無愛想にも聞こえる短い返事の後に
小さな小さな声で「ありがと」って 聞こえた
あー、もう
終わった後のニノって素直なんだよね
ニノがめっちゃ可愛くて堪んない
ベッドに行ったら また始めちゃいそうだよ、俺
