
催眠術 SO & AN
第27章 催眠術なんて信じてないけど4 智
結局、強いお酒をがばがば呑んで しこたま酔っぱらった
そんで、お酒のせいにして
ずっとずっと心の奥の方で引っかかってた事、
口にしたら 言葉と一緒に涙も出そうになって
下を向いて、ハーーーーってため息ついて誤魔化そうとしたけど
松潤がオイラの顎をくいっと持ち上げて見つめてきた
「そんなに好きなの?」
「・・・・・・」
「インタビューでホントの事言えないってことぐらいわかってるのに、
それでもそんなにつらくて泣いちゃうぐらい、翔君のこと好きなの?」
「・・・・・・」
「他のヤツの事なんて 考えられないくらいに好き?」
「・・え・・・」
