催眠術 SO & AN
第3章 催眠術なんかにかかる筈無い3 翔
そして1週間ぶりの5人での収録
楽屋にて
まだ他のメンバーは来てなくて 俺とニノの二人きり
「ニノ、ほんとにありがとう、今日何でも奢るからな」
「どーいたしまして。んふ、翔ちゃん幸せそうだね」
「めっちゃ幸せ!」
「はは・・・よかった。じゃあもう催眠術は必要ないね」
「え?」
「これからは自分の力で頑張りなよ」
そう言って立ち上がり、俺の肩に手をかけて
「おっと」と滑る真似をした
「おいっ」
「ほんと、頑張ってね」
その途端
何故だろう、
俺の中でパチンと音がして 何かが変化した気がした