
催眠術 SO & AN
第31章 催眠術なんて信じてないけど8 智
「もう途中まで来てるから すぐ着くよ」
その言葉通り、その後15分もしないうちに玄関のインターホンが鳴って
翔君が入って来る
松潤を見て ちょっと眉毛を下げて笑った
「邪魔して悪かったな・・・ちょっとこの人借りるから」
「・・ううん。俺もちょうど帰るとこ・・・。大野さん、お邪魔しました」
「あ・・・今日はありがと・・・また・・・」
またね、と笑って松潤が帰って行く
あぁ、そう言えば 催眠術をかけてもらうつもりでいたのに
そんなことすっかり忘れて遊んじゃったなぁ
でも松潤に色々聞いてもらってスッキリした
翔君もさっきのオイラの態度、怒ってないみたいだし
今なら素直になって話せるかも
