テキストサイズ

催眠術 SO & AN

第32章 催眠術なんて信じてないけど9 翔


9-1

決して外部に公表出来ない事はわかってるけど
智くんの為に、俺の気持ちを形にして残したい、と思ったんだ

そして俺が考え付いたのは

「ジャニさんに俺達の事を報告して、認めてもらう事」


二つ返事で了承して貰える、なんて思っちゃいない

だけど同じグループのメンバーである以上
顔を合わせないようにすることなんて無理
つまり物理的に俺たちを引き裂くなんて出来っこない

事務所が何て言おうと
俺たちさえしっかりしてれば、いつか必ず道は開ける筈だ


それに、きっとジャニさんならわかってくれる
俺達の事を20年以上も前から見守ってくれてきた
父親みたいなジャニさんだから

俺達の本当の幸せをきっとわかってくれる筈だ



ストーリーメニュー

TOPTOPへ