
催眠術 SO & AN
第32章 催眠術なんて信じてないけど9 翔
間抜けな顔をしてるであろう俺を見て
柔らかく微笑みながら松潤が続ける
「大野さんはね、昔から翔君だけが特別だから。そこんとこちゃんとわかってあげないと」
「・・・・・・ありがとう・・・お前イイ男だな・・・」
「ふふっ・・・それも大野さんの前で言ったら怒られるからね。あぁ見えてもあの人
ヤキモチ妬きだから」
「はは・・・そうだな」
「いつも飄々として、何も気にしてないみたいなのに、よくわかんないポイントに拘ったりして」
「うん、あるある」
「一番年上のくせに 誰よりも子供のとこもあって」
「・・・うん」
「そんなとこが すげー可愛くて・・・」
「・・・松潤・・・」
