
催眠術 SO & AN
第11章 催眠術は必要ないから2 雅紀
最近では 連ドラやってた頃みたいに極端に痩せちゃうこともないし
長く続けてるバラエティの仕事は ずいぶん慣れてきた
新しく持たせてもらった情報番組も
いろんな人と話すことがとても楽しい
俺は 基本 人見知りだから、
初対面の人と上手に会話を弾ませることが出来るかな、とか
その人の魅力を引き出してあげることが出来るかな、とか 色々心配してたけど
自分でも意外なほど、こういう仕事も合ってる気がするんだ
「相葉さんはそのまんまでいーんだよ。根が単純なんだから 上手くやろうとか 綺麗にまとめようとかせずに 地で行けばいいの。てゆーかアナタそれしか出来ないでしょ」
「何だよそれ。・・・当たってるだけに何も言えないけど」
「あはは・・・それをすぐに認めちゃうとこ さすが相葉さん」
