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彼女と妹

第14章 妹(その5)


母さんが嬉しそうに七海に話しかける。


ギクッとしたのは俺だけか?


聞こえないふりして無視を決め込む。


「ご馳走さまぁ」


七海が元気よく部屋へ戻っていく。


「隼人、七海がああ言ってるんだから、少しは教えてやって」


母さんが微笑む。


「面倒くえせー」


そう言って、俺も早々に部屋の引き上げる。

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