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彼女と妹

第15章 彼女(その4)


いきなり綾子に飛びつかれた。


バランスを崩してもつれ合うように床に倒れ込む。


「隼人…隼人…」


「あや…んんん」


上になった綾子に、唇を塞がれる。


え?


もしかして、この前の仕返し?


多少気まずい感覚が残っていた俺だったから、この綾子の突然の行動にはある意味助けられた。

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