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彼女と妹

第15章 彼女(その4)


「隼人が私の中に入ってきたわけじゃないのに、こんなに感じるなんて…」


「…嬉しいよ、綾子」


「ねえ、何かしたでしょ? したでしょ?」


「何にもしてねーよ」


確かに今日の綾子は一瞬にして昇りつめたような感じがした。


「隼人…好き、大好き」


そう言って綾子は俺にグイグイ抱きついてきた。


「綾子、綾子、俺も、大好きだよ」

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