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彼女と妹

第15章 彼女(その4)


俺の腰に手を回し、引き寄せようとする。


それはまるで、もっと、もっとと求めるかのように。


嘘…

綾子…

苦しくないのかよ。


俺、かなり奥まで無理矢理突っ込んだぞ。


涙まで流して、

それでも俺を求めてくれるのか?


ううっ


突然強い波が押し寄せてきた。


「あぁ…あやこ…」


綾子に促されるように再び自分でも腰を動かす。

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