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彼女と妹

第15章 彼女（その４）


綾子は再びベッドに戻り、七海に寄り添った。


「七海ちゃんのお兄ちゃんって、かっこいいよね」


うわっ！


妹がそんなこと思ったりしねーだろ。


七海はゆっくりと小さく首を横に振った。


ほらね。


「そっかぁ、大好きなんだね」
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