テキストサイズ

彼女と妹

第17章 綾子と先生(その6)


え?

え?

ここ? 

この部屋? 

私がいるのに!


わぁ、どうしようどうしよう!


隠れるとこないしぃ!


扉の前でうろたえている私の横を、扉がすっと開いて、繋がった二人が入ってきた。


私はドアの傍らに呆然と突っ立ったまま。


女性は目を閉じたままで、私の存在には気付かない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ