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彼女と妹

第18章 彼女(その5)


「ねぇ、校門の外で待っていようよ」


俺の興味は既に保健室の中に移っていたけれど、今日はもう無理だ。


美奈子がまだねばろうとするので、付き合うことにした。


校内から生徒の姿が消え、先生たちも徐々に帰宅していった。


保健の先生も帰っていった。


それでも綾子はまだ出てこなかった。


「先生たち、もう殆んど帰ったよ。どうする?」

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