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さよなら人生。

第4章 過ち

どんどん増える傷は、もう既に目も当てられない。

もっともっと見えないところへ。
注目されたかったはずだったのに
気づいたら傷は、腕から指へ。
指から足へ、首へ。

そして悪い男に騙されて、
今でも生きていることが不思議なくらい
怖い思いをした。意識は曖昧だった。
でも、きっと無理矢理エッチをしたと思う。
その男の人はとてもよわい人だったんだと思う。

わたしはくだらない戒めのために
お腹へリストカットした。

あぁ。これで私を愛してくれる人はいなくなる。
でもそれは私がいけない。

と、その時は本気で思った。

久しぶりのリストカットだった。

あーあ。

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