
POISON TEACHER
第11章 集団リンチする連中は、一人じゃ何もできねえ臆病者の集まりだ
いよいよクーラーがはいり、
皆は教室から出たがらないほど涼しくてたまらなかった。
溝坂もホームルームを始めたときは
『いや~、なんて清々しいきぶんなんだ。』
『溝坂先生があんなこというなんてね。
サイボーグって、イメージあったのに。』
『バカヤロー!
人を勝手に化けもん扱いするんじゃねえ!!』
『俺は、人間だぜ!
暑いって、思うときもありゃ
寒いって思うときもあるんだよ!!』
四組の笑い声が聞こえ
笑いは、絶えなかった。
すると、教室から様子を見る
怪しい人が現れた。
頭がハゲな人が特徴だった。
溝坂は、コソコソしてる怪しい人物に
『コソコソしてんじゃねえよ糞ハゲ!!
尻隠れて、丸ハゲ隠れてねえぞ!!』
すると、教室の扉をあけて
やってきた。
生徒たちは、堅くなり、
溝坂は、その様子に『?』となった。
