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その頃、五十嵐教頭は
校長先生の部屋に入り、

クレームをつけた。


『五十嵐教頭、また何か私に
人事処理を頼むつもりですか？』


『おっしゃる通りです。
アイツは、この高校の疫病神です!!』

『いや、何しろ人手不足でな、
精神的な問題で無断で休む職員たちも多くてな！!』

『だからって、採用試験で定員割れで全員合格にしたのがいけないんですよ！!
私が面接官をしたときは
酷かったんですよ！!


私が面接官の時、
アイツの答えはあまりに酷かったんですよ！!』



教頭は、怒り心頭に校長はぶつけた。

『始業式以来２ヶ月間
生徒、教師に、PTA をはじめとした保護者たちから非常に苦情が殺到してるんです!!

今回は私に酷い暴言を言いなすったから
もう我慢なりません!!


クビです!!

アイツは絶対にクビにするべきです!!!!』




『わかりました。あなたの要件を
呑みましょう！!


ただし………!!



条件がありますよ……!!』



『はあ、何でしょうか？』





『………………………………………』