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POISON TEACHER

第1章 毒舌教師現る

桜庭高校

有名なとある私立高校である。


その名のとおり
沢山の桜が咲いていた。


しかし、強烈な風により、


花びらがなくなっていった。


始業式の校長の長い挨拶が終わったかと思いきや。



新任教師を紹介する新任式が始まったのだ。



「えー、私は荻原誠治と申します。
私はあなた達と、………………………………………………………………………………………………………………、以上です。よろしくお願いします。」

拍手が静かに鳴った。


『ーってかさぁ、話がクソ長過ぎだっつーの。』


『ホント、退屈だったわ、早く教室帰って友達と喋りたいのに…、』


『ホント、先公の話なんか、どうでもいい』


と、陰口が激しくざわついた。



そして、次の新任教師が現れた。


名前は溝坂大輝(どぶざかだいき)


落ち着きのある冷静な教師だった。


しかし、
見た目とは裏腹に
とんでもないことをいいだすのだ。


「えー、言いたいことが沢山あります。」


「お前ら、聴く気ないなら、教室に帰れ!」

すると、体育館全体が凍りづき始めた。

さらに、また絶対零度のごとく、辛辣にぶった切り始めた。

「あと、前の荻原さん話長過ぎ。
あんたの話なんか誰も聴いてないから」

荻原は、かなり怯え、固唾を飲み込んだ。


「長けりゃいいってもんじゃないだろ?
いちいち、全部の内容覚えられるほど
人間はできちゃいねえし、無理だから」


「言いたいことは
そんだけだ。」


壇上から降り去っていった。

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