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POISON TEACHER

第12章 男を体で落とそうとするのは、頭腐った女の愚問だ

七海は疑問を抱き、
溝坂がトイレにいったすきに
睡眠薬をコップに入れた。



溝坂は、トイレから出てきて、
それを飲み始めた。




(何だか知らないけど、
溝坂のとこにいてたまるもんか!!)



『七海…………!!!!



俺を疑ってんのか?
ガキの癖にえげつない真似しやがって、』




七海はドキッとした!!




『そんなことしたって、
一時的な逃げにしかなんねえぞ、
お前をここにつれてきたのは、


居心地が悪くなる家から
離してやっただけだぜ!!



それに、俺が寝てる隙に逃げても
居場所はねえんじゃねぇのか?』



『…………………!!!!!』



七海は自分の犯したことと、
溝坂を疑ったことを後悔した。




『今日は遅いし、学校あるから
早く寝ろよ……!!』



『………でも、私……


先生に……………!!』




『最近不眠症でなかなか寝れなくて
困ってたんだ!!


七海…、いい薬………サンキュ……!』




溝坂は睡眠薬が効きはじめ
ベッドに倒れこんだ。




七海は涙を流し
溝坂を信用しようと思い始めた。

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