POISON TEACHER
第12章 男を体で落とそうとするのは、頭腐った女の愚問だ
七海は先生のネクタイを掴み
涙ながらに訴えた。
『先生……!!!
お願い………、私達を…………
た…………、
助けて……………………!!!!!』
溝坂は七海の頭をポンッと叩き、
『ったく、素直にそういや
いいんだよ。
どんだけその言葉を待ち続けたと
思ってんだ……………?』
七海は溝坂とは敵対してると思っていたが、
ホントは一人の生徒として、
味方だったことに気づき、
早く信用しとけばよかったと後悔し
涙が溢れ、流れた!!
溝坂はそんな七海を頭を撫でて
慰めた。