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POISON TEACHER

第12章 男を体で落とそうとするのは、頭腐った女の愚問だ

七海は麗香の辛い過去を語った。



『あの子は、中学の時
初めて彼氏ができたの…………!!!


とっても、嬉しかったみたいで
私達によく
のろけ話に付き合ってた

年上の人だったけど
食事や服をよく奢ってくれて
いつもニッコリ笑ってた

とっても優しい性格だった。




………ところが、そうじゃなかったの?




あの人女癖悪い人で、
色んな女と手を出してはヤったりしてて、

麗香は身体目当ての対象にしか過ぎなくて、
無理矢理やらされた挙げ句
やりにげされて、


連絡もとれず、失恋したの




その傷は余りに大きくて
なおらないどころか、
歪んだ人格になったの、


そして、男を軽蔑し、
ホテルに誘っては
睡眠薬にスタンガンで、寝かせて
お金を盗んでばっかだった。』






溝坂は七海の話を聞き
動く決意をした。



『先生!!
お願い、あの子は
安らぎが欲しいのよ!!



だから、…………助けて!!』




『七海の気持ち
俺の心に響いたぜ!!』

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