POISON TEACHER
第13章 いい人なんて空気の粒々みたいに何もない存在!
『何で告白しないのよ?』
『確かに、隙なんだけど……?』
『意気地なしね
男なら当たって砕けなさいよ!!』
石井は無理だと決め付け
諦めていた顔だった。
『だって、あの子
一ヶ月前に彼氏ができてるのに…』
『あっ、!…そう言えば、
しおりちゃん
あのイケメン男子の倉本君と
付き合ってたんだ!!』
倉本とは、ジャニーズ顔した
イケメンで多くの女子を虜にしてたが
『噂だと……、倉本推しの女子が
しおりちゃんを妬んでるらしいのよ。』
『イケメンの彼女って、
羨ましがられて嬉しいけど
嫉妬してる女子もいて面倒くさいのよね!!』
女子は女子で勝手に
ガールズトークを始めた。
『おいおい、石井君が
可愛そうになるよ………』
石井は、遠慮して
弱音を吐いた。