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POISON TEACHER

第13章 いい人なんて空気の粒々みたいに何もない存在!



翌日、屋上で失恋の傷を
癒していた。



溝坂が屋上に上がってきた。


『昨日奪えば良かったのに……!!』




という問いに対して石井は


『そんなことしたら、


僕じゃなくなるから…………』





溝坂はニャッと笑い



『お前はもう、目に見える
大空のでっかい雲になったな!!』


石井は少し理解できなかったが、
過去の地味な自分の殻は抜け出した
ことは確実に感じていた。




『石井!!!


お前に来客だ!!』

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