
POISON TEACHER
第14章 どんなにバカな親でも、選ぶことなんかできないんだよ
『………先生、
私……、拓真とは小学校からの
幼馴染みなの………!!』
『ふーん、…………だから?』
溝坂は無関心な様子で流した。
『私と拓真は、小学校から仲良かったの…………、
ケンカばっかしたけど
なんだかんだで楽しくて、
たくさんの思い出があったのよね!!
でも、去年の一年生の冬にね
たった一人の身寄りのお父さんが
交通事故で亡くなってたの、
それがきっかけで、
口をきかなく………
………いや、会っても素直になれず
張り合ってばっかりになったの………』
つぐみは、溝坂に
過去のはなしをした。
