POISON TEACHER
第15章 一番やってはいけない罪は過去の罪を受け入れず逃げる事だ
10時30分
二年四組の教室で、
あゆみたちは、必死で勉強していた。
ガラッ…………
溝坂が教室に入ってきた。
『先生、
ホント遅い!!
夏休み入ってだらけたんじゃないの?』
『早く始めて帰りたいんだけど……』
あゆみたちは、溝坂に
文句を言っていた。
『うるさいな!!
お前らが現代文の期末テスト
赤点とるから、
追試の試験監督するハメに
なったんだろうが!!!』
『……誰かさんが、特別授業とか
言って、試験範囲までいけなかったんだよな、』
『早く練習行かしてくださいよ。
もし、試合負けたら溝坂先生のせいですよ。』
野球部の佐久間は練習着のまま
勉強していた。
『お前らのおつむが
バカだからだろうが!!
さぁ、テスト始めるぞ!!』
『ええーーっ!!!!!!』
皆は、ブーイングしながらも
テストを受けた。