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POISON TEACHER

第18章 広島7Days TRAVEL toTROUBLE 3日目



しいな、カナ、理恵、麗香は
麗奈をバスルームから出し、
ベットへと寝かした。




『麗奈ちゃんっ…………
しっかりして!!!!』


しいな『お湯が原因のようですね………』





カナ『どういうこと?』


しいな『手首を切った状態でお湯に当てると、出血が止まらなくなるのです。


普通は血小板が固まって出血は止まるのですが、
温度が高いと血行がよくなりすぎて
血小板が固まらなくなるんです!!

逆に言いますと、温度が低いほど
血が固まりやすくなります。


だから氷を使って冷やすのが
出血したときの応急処置の基本なのです!!』




理恵『なるほどアイシングって
そういう仕組みだったのね……』




しいなの説明に女子たちは納得していた。



しいなは
アイシングと手首よりしたの部分に
包帯をきつく閉め、応急処置をした。





後ろから誰かが呟いた。




『アノヤロー…………!!!』


勝だった。
勝の拳はブルブルと震え、
力んでいた。




佑実『まっ、勝…?』




勝は外へ一旦出てきて、
拓真を連れてきた。

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