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すると
さやは一人の男にナンパされた



『よぉっ!!
可愛いねぇお嬢ちゃん……


暇なら俺とデートしねぇか？』





『えっ、いいわよ……』



さやは一人の男についていった。
そして、人気の少ないところで
忍ばせていたスタンガンで気を失わせた



そして、財布の中身を全て抜き取った
瞬間


誰かに手を握りしめられた!!


『………………!!!』




『そんな風に男をたらしこんで、
お前いつか男に裏切られるぞ!!』




『えっ、あんたは………!？』




溝坂だった。
しかも、普段の服装とは異なり、
かなり、派手なホスト服の格好だった。




『それでも教師なの？
信じられないわね………』



『副業………、
いや、正確にはバイトだ!!』



『麗奈から元ホストって聞いたけど』




『ああっ本当だとも!!
それよりも、お前が探し求めてるのは
菅原って野郎だろう？』




溝坂はさやの核心を突然と
つきはじめた。



『なっ、何で知ってるのよ？』




『男の勘だ!!』



溝坂は堂々と答えた。



『説明になってないし!!!』



『とにかく、全て話してくれねぇか
情報量はバイト代全部だ!!』



さやは、ニコッと笑い、
『面白い先生ね!!


私の高校にも来てほしかったな
あんたみたいな人がね………』




溝坂とさやは夜の街に溶け込み
消えていった…………