
POISON TEACHER
第24章 真夜中は人の心を邪悪に掻き立たせる
五十嵐教頭はパトロールという
名義で風俗に入っていた。
複数の女に囲まれながら
愚痴を傍若無人にぶちまけた
『私は、30年ローンでマイホームを
てにいれ、美しかった妻も、
結婚して数年は幸せだった………、
しかーしっ!!
何故か私に冷たくなってきて
家でゴロゴロしたら
掃除機で髪の毛を吸い込まれ、
「じゃまっ!!」って言われて
こんなハゲになって、
ついにはセックスレスに………
大学生の息子とはキャッチボールを
した仲だったのに…………、
最近はポケモンやらモンハンとかという
訳のわからんゲームをやりはじめて
努力値とか乱数とか、
催眠爆弾やら、壁ハメとか
全く理解できない言葉を使って………
うちの娘なんか
夏休みに友達を家につれてくるとき
なんか
パパがいると臭いし、恥ずかしいから
出て行けってーー、
家の主は誰だと思ってるんだーーー!!
あと、夜中につけまつげやら
アイシャドー、派手な化粧して
チャラい男と遊びにいってーー…………
アーーーーーーッ!!
私の薔薇色の人生はいつ咲くんだーー!!』
五十嵐教頭は非常に酔っぱらっていた。
近くにいた女性たちは
トイレとか言って席を離れ
陰口をいい始めた
(何なのよあのエロガッパ親父
偉そうにして、)
(亭主関白なんて
マジ勘弁!!
ウチそれで、元旦那と離婚したんよね)
(とにかく、あのエロガッパ
何もかも小っちゃ過ぎ………)
(ホント、ホント、
だからチンコも小さいのよ)
