
POISON TEACHER
第24章 真夜中は人の心を邪悪に掻き立たせる
『…………!!』
『ああっ、面倒くせぇなあっ!!』
溝坂はヤクザの拳を押さえ付け、
手首をひねり、
『いでででっ…………』
『うおりゃぁぁぁぁっ!!』
一本背負いを決めつけた!!
これに反応した他のヤクザたちは、
溝坂に反撃する態勢を整えつつあった。
乱闘を開始した。
『うおりゃぁぁぁぁっ!!』
溝坂は酒の瓶を見事にヤクザの頭に
当てて、
圧倒的に蹴散らしていった。
そして、溝坂は酒蔵に逃げ込んだ
『テメェ、よくもこの店と
うちの組をメチャクチャにしてくれたな
それに、警察に通報したって無駄だからな、』
溝坂は笑いながら答えた。
『ああっ、裏のことは
よく知ってるよ…………、
警察と癒着してるってことはな……』
『素直に俺たちにボコされるんだな』
溝坂の表情は全く変わらなかった。
『簡単に言えば、
警察以外を呼べばいいって
訳だな………』
『まっ、まさか!?
やっ、やめろっ!!』
溝坂はこぼれた酒に
火のついたライターを落とした。
『よっ、よせーーーっ!!
皆、逃げろーーっ!!』
ボォアッ……………
店は大きな火事になった。
『うわぁぁぁっ!!
ホントにやりやがったぁ』
ジリリリリリリッ、
溝坂は走って知恵を見つけ、
知恵を背負いながら店から
逃げていった。
