POISON TEACHER
第25章 神や仏にすがるな、自分の足で前に進んで行けっ!!
『どっ、溝坂先生っ!!
そして、皆っ無事だったのか!!』
溝坂と四組の皆は
その男の息子を盾にして
地下に降りてきた。
『このバカ息子ホント頼りないぜ
銃の安全装置を作動させたのに
気づかずに撃ってこようとするから
隙だらけだったぜ!!』
その息子の電話は
溝坂が銃を奪い取り、
指示をして脅したそうだ。
『騙しやがって!!
ならば、こっちも人質で応戦だっ!!』
男は晶子を人質にとり、
銃をとった。
こちらに銃口を向けた瞬間
溝坂はその銃口に狙いを定め
命中して、その銃は暴発をした。
溝坂は晶子に銃を渡した。
『これはけじめだっ!!
アイツにひどい目にあったんだ
ぶち殺せっ!!』
晶子は恐怖を感じて
躊躇おうとしたが、溝坂の目に
圧倒され、その男に銃を向けた。
あかねは溝坂に文句を言いつけた。
『あなたそれでも教師っ!?
高校生に銃を渡して
殺ささせるなんて、聞いたことないわよ』
溝坂は大きな声で反論をした。
『神や仏にすがるなっ
自分の足で前に進んで行けっ!!』
晶子は溝坂のメッセージに
心を打たれ、震えていた手は止まり、
弾を放った。
キューーンッ…………!!!!!