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POISON TEACHER

第26章 もし高校野球の監督に毒舌教師がなったら……(前編)


桜庭高校は既に、
野球応援ムードとなり、

クラスや地元共に注目の的となった。


もちろん、
職員室でも話題になっていた。



『溝坂先生!!』



『門田先生!!
全国出場おめでとうございます』



門田哲次郎

野球部の顧問で監督を勤めている。
年齢は溝坂とほぼ同世代の同期
坊主頭で男前

担当は体育で、
厳しいが器の大きい人物

あだ名は『鬼門』
自衛隊に勤めたこともある。
軍人気質。



『いやいや、ありがとうございます。
先生のクラスの佐久間が
全国へ引導してくれましたから
おかげですよ。』



溝坂は門田と結構気が合っており
話がサクサクと進んでいった。


『いゃあ、なんか照れますなぁ
何にもしてないのに、
たまたま担任だからって……、』




『じつは
溝坂先生が羨ましいですよ』



『えっ?』

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