
POISON TEACHER
第26章 もし高校野球の監督に毒舌教師がなったら……(前編)
謝罪会見は無事終了し、
溝坂はクビを免れた。
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【帰りの夜】
佐久間たち野球部の部員たちは
自分たちの行ったことを
反省していた。
『鬼門の言う通り、
俺たちは野球の基本を忘れてた』
『そうだよな………、
本番はバットに当たらず
三振ばっかで
守備の出番が来ないときもあるしな、』
『溝坂が下手くそとは言え、
100%打ってこないとは限らない……
………俺たちはバカだった』
佐久間は皆が反省していると
理解し、
突如として
リーダーシップな発言をした。
『よっしゃっ、
こうなったら
たとえ、負けたとしても
俺たちでトコトン
ベストを尽くそう!!』
部員たちは大笑いし、
皆一斉に………
『その台詞…………、
身に染みたぜっ!!』
皆は佐久間に指を指し、
こうして、
チーム一丸になることができた。
