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『あっ、溝坂先生ーっ!!』



現れたのはあゆみとタカシだった。



『珍しいな幼馴染み同士で来るとは
タカシ……、

お前愛実を捨ててあゆみと浮気か？』



『んもうっ、先生っ!!
冗談キツすぎ～』



『にしても先生、
この女性綺麗だねぇ………』



『若く見えるけどな、
若気の至りとかじゃなくて
典型的な熟れはじめたアラサーだぜ、

若くてピチピチした生意気な
小娘よりいいぞっ』




『やだっ先生ったら
誉め上手なんだから♪


真理子嬉しい♪』



『弟の糞デカの奴よりしっかりしてる
らしいぜ……』



『やだ先生ったらまたまた♪』




真理子……
俺が藤野を紹介して正解だった

あんな糞毒舌教師に
毒に侵されそうだ………




溝坂と真理子は意外と
気が合い話がはずんていった。



『真理子ーーっ!!』



藤野の奴は
真理子が絡むとだらしねぇな……


ゆうひたちは女同士で
ワケわからんこと喋るし
唯一の味方は


嫌なやつだけど南しかいなかった。

『斉藤……、

あの教師
只者じゃないなっ!!』



ああっ、



同感だっ!!