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POISON TEACHER

第5章 過去にこだわることより今から変わろうって思わねぇか



勝は溝坂たちに連れられ説教をした。


『そんなことして
どうすんだ?
親が悲しむぞ。』



勝は、反抗的な態度で
『どうせ、親は、俺のことなんか
心配しねえよ。』


『親は知らねえけど、佑実には感謝しろよ。
あいつが助けを求めなければ
お前留置所行きだぞ。』


『…あの女余計なことを、』


勝は拗ねるような発言をして反省する様子もない。

溝坂は突然勝に
毒舌を吐き出す。
『やっぱお前弱いわ!』



『何だと!!
もっぺん言ってみろよ!!
毒舌教師が!?』


勝はキレていて、
英太と理恵は
少しビビった。



『お前は佑実より弱いっていってんだ!!』



『あの女関係ねぇだろ!!』
勝は帰り出そうとするが

ポン……、


溝坂は勝の肩を軽く叩き


『過去に何があったか知らねえけど、
過去は過去
二度と塗り替えることはできねえんだ。
けど今から先まで
生まれ変わることはできる。
今すぐに!』


溝坂の言葉に打たれた。


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