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放課後
溝坂は職員室に入り
楠木に尋ねた



溝坂は隣に楠木がいるだけで
避ける素振りを見せた。




『あら溝坂先生………』




『ﾁｯ…』



溝坂は聞こえないように
舌打ちをした。



『あなたの噂はよく聞いています
あなたが毒舌を吐いて
生徒たちを傷つけてるそうですね』




『あれは俺の本音を言ったまでだ!!』




『だからといって
生徒の心を傷つけることはないでしょう!？』





『最近の生徒は
言いたいことを言えないでいるんですよ
そんな大人には少なくとも
なってほしくないんですよ……』




楠木の表情は一瞬だったが
イラッとした表情が露になった。



『とういうわけで
オレはあんたみたいな女は
ぶち嫌いだ
このワニ女がっ……!!』



職員室は溝坂の毒舌に
凍りつき、
溝坂はそのあと職員室から
立ち去った






『…………溝坂っ!!』



楠木は表情こそ出さなかったが
完全に怒っていた。