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楠木は続きを溝坂に話した


『五十嵐委員長が
弟が教頭を勤めている学校に
毒舌教師を排除してくれと
頼まれたの………』




『へぇ、
あの波平頭に兄貴が……

しかも教育委員長とは』



『それと私の父親も教育委員で
御手洗先生と知り合いで
御手洗先生が父に頼んだのが
事の発端といっても過言じゃないわ』




『俺相当嫌われてるな

アッハッハッ………


…///!!!!!』




楠木は突然ナイフを出して
溝坂の喉仏に刃を向けた



『調子に乗るんじゃないわよ!!
あなた自分の立場がわかってるの…？


私はやろうと思えば
すぐにあなたを陥れるはっ


覚悟しときなさいよっ!!』




楠木はナイフを収めて
屋上から降りていった


溝坂はそれをじっと見つめていた





『あの女、
意外と厄介だな………、』